
もともと赤ちゃんの口の中に虫歯菌はいません。虫歯菌はだ液などを介して感染するのです。生後10~31ヶ月くらいの時に、親御様が使ったスプーンで食事を与えたり、口移しでものを食べさせたりすることで感染することがほとんどといわれています。
ちょっと怖い話ですが、乳歯が虫歯になると、お口の中には一生涯虫歯菌が棲み付き、せっかく生えてくる永久歯も虫歯菌に冒されるリスクが高くなります。たとえこれから生え替わる歯であっても、乳歯は大事にしましょう。虫歯になった歯を治すより、乳歯を虫歯にさせないように予防することが大切です。
また、最近では子どもの歯周病も増えているといいます。歯周病の原因も虫歯と同じ唾液を介して感染する細菌ですので、こちらも十分気を付けましょう。
お子様の口腔内を健康に保つため、あらい歯科では以下のような予防処置を行っています。
ブラッシング指導
毎食後きちんとブラッシングをしている、というお子様でも虫歯になることがあります。それは、どうしても磨き残しが出てしまうから。歯には1本1本特徴があり、それぞれの歯に合わせた歯ブラシの当て方があります。自己流のブラッシングではプラークを残してしまうことがあるのです。
そこで、有効なのがブラッシング指導です。当院では歯科衛生士がお子様の口腔内を確認し、歯1本1本に適したブラッシング方法をご提案。歯ブラシの選び方からはじまり、歯ブラシを当てる角度や力の入れ具合など、きめ細やかな指導を行っています。
ブラッシング時のアドバイス
- フッ素入り歯磨き粉の中でもフッ素(Naf、MFP)濃度の高いものを推奨しています。
- うがいは軽めに行い、フッ素を定着させるため、20分くらいは食べものを口にしないようにしましょう。
※あまり泡立たない歯磨剤を使用するとうがいは少なくてすみます。 - 奥歯のほっぺ側の歯をブラッシングする際は、大きく口をあけるとブラッシングしづらくなります。軽く口をあけてブラッシングするのが磨き残しを防ぐコツです。
フッ素塗布

歯にフッ素を直接塗布することで、歯質を強化し、虫歯菌に強い歯にします。また、歯の修復作用である再石灰化を促進する効果も確認されています。なお、フッ素の効果は永久ではないため、年に1~2回は塗った方が良いので、永久歯が生えてから2~3年はフッ素を有効的に取り込むので15歳くらいまでは定期的に行った方がよいでしょう。
シーラント

乳歯の奥歯には複雑な溝があり、食べかすが詰まりやすくなっています。すなわち奥歯は、乳歯の中でもっとも虫歯になりやすい場所。「シーラント」とは、奥歯の溝に樹脂を詰め、食べかすを詰まりにくくして虫歯を予防する方法です。
乳歯ばかりでなく、生えたての永久歯の虫歯予防にも効果的です。 ただ、シーラントをしたからといって虫歯にならないわけではありません。シーラントがとれてしまうと逆に虫歯になりやすくなるという欠点もあります。定期的な検診を怠らないようにしましょう。
生活習慣の指導

虫歯は親から子へと感染します。同じ箸やスプーン、コップなどを使って虫歯菌が移ったとしても、口腔内に虫歯菌が定着するには時間がかかるため、すぐに発症するわけではありませんが、一度感染してしまったら、細菌が増えないような環境をつくらなくてはなりません。
それはすなわちプラークをためないという事につながり、日々のブラッシングが重要になります。
あらい歯科では、ブラッシング習慣の強化だけでなく、規則正しい時間に食事を摂ったり、おやつに甘いものを控えたりするなど、正しい食習慣を見直し、生活習慣を改善していく指導をしています。



















